Vクリエイター事務所Spiruna TikTok V統括マネージャー・IRIAMプロマネージャー。タレント活動2年・講師業2年を経てマネジメント歴3年。担当ライバー延べ500名以上、専業ライバー50名以上を輩出。
※本記事の募集内容は2026年7月27日時点で公式サイトを確認したものです。募集要項は回ごとに変更されます。応募前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
にじさんじオーディションの倍率は、公式には発表されていません。現在の応募窓口は育成プロジェクト「VTA(バーチャル・タレント・アカデミー)」に一本化されており、判断材料にすべきは推定倍率ではなく、応募する回の募集要項を自分が満たせるかです。とくに「東京または大阪での選考への参加」と「優先的にスケジュールを調整できること」は、多くの人にとって倍率より先に効くハードルになります。そして募集は不定期のため、次の告知を待つ間にTikTokなどで配信実績を作っておくのが現実解です。
この記事の要点
- 応募窓口の現在地(VTAに一本化・研修費用は運営負担)
- 倍率の実態(公式発表なし。推定値は出典・年次で大きく幅がある)
- 応募条件の2種類の公式表記(常設掲示と回ごとの募集要項で内容が異なる。優先は後者)
- 直近回の共通条件(東京または大阪での選考・優先的なスケジュール調整・年齢不問・経験不問)
- 受かる人と落ちる人の違い(完成度より「伸びしろ」と「継続できそうか」=現役マネージャーの見解)
- 落ちた後・待つ期間の使い方(TikTokで場数を作り、次回応募時に語れる材料を用意する)
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※18歳以上の方を対象としています。
にじさんじオーディションとは? 現在は「VTA」に一本化されている
にじさんじに入るには、まずVTA(バーチャル・タレント・アカデミー)のオーディションに合格する必要があります。にじさんじオーディションとは、ANYCOLOR株式会社が運営するこのタレント育成プロジェクトへの入学オーディションのことです。
VTA公式サイトでは、VTAを「国内最大級のVTuberグループ『にじさんじ』のノウハウを存分に活かし、VTuber/バーチャルライバーとして活躍するためのタレント育成プロジェクト」と説明しています。オーディションに合格した人がVTAに入り、研修を経てデビューを目指す、という流れです。
ここで見落とされがちな重要な点が2つあります。
1つ目は、研修費用を運営側が負担すること。公式サイトには「研修費用は弊社が負担いたします」と明記されています。応募者が受講料や登録料を支払う仕組みではありません。
2つ目は、合格=デビュー確定ではないこと。VTAはあくまで育成プロジェクトであり、入学後に実力が認められた人がANYCOLOR株式会社の所属タレントとしてデビューします。つまり選考は「入学時」と「デビュー時」の2段階だと考えておくのが実態に近いといえます。
なお、にじさんじプロジェクトには現在約150名のライバーが所属しています(公式サイト・2026年7月27日確認)。

「にじさんじオーディションはなくなった」「常設オーディションはもうない?」
検索候補に「にじさんじ オーディション なくなった」「にじさんじ オーディション 常設」が並ぶのは、この一本化が背景にあります。
かつては、にじさんじに直接応募する常設のオーディションがありました。現在はVTAのオーディションが窓口となっており、VTA設立以前の常設オーディションは廃止されたと解説されています(Music Planet コラム/2025年8月更新)。「なくなった」のではなく、入口がVTAに集約されたと理解するのが正確です。

応募フォームの書き方や面接の具体的な流れは、別記事でくわしく解説しています。
にじさんじオーディションの倍率は?【公式発表はありません】
結論から書きます。にじさんじ(VTA)オーディションの倍率について、公式が数値を発表したことはありません。検索で見つかる「◯◯倍」という数字は、すべて第三者による推定・過去の断片情報からの逆算です。実際、情報源によって数字は次のように食い違っています。
表①:倍率に関する主な情報の出典比較(年次つき)
| 発信元 | 時点(年次) | 書かれている内容 | 本記事での扱い |
|---|---|---|---|
| ANYCOLOR株式会社/にじさんじ公式 | 2026年7月27日確認 | 倍率に関する記載なし | 公式発表なし=これが事実 |
| Music Planet コラム | 2025年1月公開/2025年8月更新 | 倍率は500〜600倍程度、受かる確率は約0.17〜0.2% | 出典元の推定値として紹介 |
| VTuber事務所・Vライバー事務所おすすめ9選 | 掲載時期の記載なし | 第1回オーディションは参加者約1,000名・合格者9名 | 初期回(2021年以前)の参考値。現在の規模とは別物 |
| 声優養成所らぼ。 | 2026年2月 | 「倍率が公表されていません」と明記 | 公式非公表という点で本記事と一致 |
※「にじさんじ オーディション 2021」のように過去の回を調べる検索も多いのですが、当時と現在では募集の形(常設→VTA・回ごとのテーマ制)が変わっており、過去の数字を今の選考に当てはめることはできません。
数字の幅がここまで開くのは、そもそも母集団が公表されていないうえ、オーディションの種類ごとに条件が違うからです。たとえば2026年7月27日時点でVTA公式サイトに掲載されているオーディションの種類は、次の4つです。
| オーディション名 | 軸になる条件(公式の応募条件より) |
|---|---|
| 実力派ボーカルオーディション | 歌唱力に自信のある方 |
| にじさんじ VTAアイドルオーディション | アイドル活動をメインに配信活動ができる方 |
| にじさんじ VTA一芸突破オーディション | ある特定の分野において、優れたスキルをお持ちの方 |
| 【追加募集】にじさんじ VTAマスコットライバーオーディション | 別回の追加募集。応募期間の表示は2026年5月8日まで |
※実力派ボーカル・アイドル・一芸突破の3種は、2026年5月15日開始回として告知されたもので、応募期間は2026年6月5日(金)12:00で終了しています(にじさんじ公式ニュース)。マスコットライバーは別回の追加募集で、公式サイト上の応募期間の表示は2026年5月8日までです。つまり2026年7月27日時点で、掲載されている4本はいずれも応募期間が終了しています。掲載されている=現在応募できる、とは限りません。必ず公式サイトの応募フォームで受付状況をご確認ください。
歌唱力を軸にする「実力派ボーカル」と、特定分野のスキルを軸にする「一芸突破」では、応募してくる人の顔ぶれも枠数もまったく違います。「にじさんじオーディションの倍率」という一つの数字は、そもそも存在しないと考えるほうが実態に近いのです。

なお、実力派ボーカルオーディションには「本オーディションは『にじさんじプロジェクト』以外でのデビューとなる可能性があります」という注記が付いていました(2026年5月開始回)。回によって、合格しても「にじさんじ」としてのデビューとは限らない——これは応募前に必ず読んでおきたい一文です。
参考までに、規模の実感値としてお伝えすると、当事務所には毎月100名以上の応募があります(事務所公表。通過率は非公開)。ただし、にじさんじの応募者数・倍率を断定できる根拠は、公表されていない以上どこにもありません。

だからこそ、倍率ではなく次の章で扱う「応募条件を満たせるか」を最初の判断軸にすることをおすすめします。こちらは公式に公開されており、今日この場で自分で判定できるからです。
💬 倍率が何倍でも結局自分は受かる側なのか、気になるなら聞いてみてください。
その答えは数字ではなく、今のあなたの現在地にあります。
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にじさんじオーディションの応募条件は? 公式に2種類あるので要注意
ここが本記事で一番お伝えしたいポイントです。にじさんじ(VTA)の応募条件は、公式のなかに書き方が2種類あります。
- VTA公式サイトに常設で掲示されている「応募資格」
- オーディションの回ごとに告知される「応募条件」(にじさんじ公式ニュース)
そして、この2つは内容が一致していません。
表②:2つの公式表記の比較(2026年7月27日確認)
| 項目 | ①VTA公式サイトの常設掲示 | ②直近の募集要項(2026年5月15日開始回) |
|---|---|---|
| 選考の場所 | 都内での面接に参加できる方 | 東京または大阪での選考に参加できる方(最終面接は東京) |
| 稼働の条件 | 入学後、週に20時間以上の活動スケジュールを確保できる方 | 継続的に活動ができ、優先的にスケジュールを調整できる方 |
| 属性 | 国籍と性別を問わない | 年齢不問、経験問わず、学ぶ姿勢のある方(未成年は親権者の同意が必要) |
| 研修への参加 | 記載なし | 合格後、積極的に研修プログラムに参加できる方(東京または大阪でのレッスンが含まれます) |
| 個別条件 | 記載なし | 回ごとに設定(歌唱力/アイドル活動をメインに配信できる/特定分野の優れたスキル) |
| 研修費用 | 運営が負担すると明記 | 記載は回による |
※「属性」の行は、①に年齢・経験の記載がなく、②に国籍・性別の記載がありません。どちらか一方にしか書かれていない項目があるため、片方だけを見て「条件はこれだけ」と判断しないでください。
応募のときに優先すべきは②の募集要項です。回ごとに条件が設定され、個別条件(歌唱力・特定スキルなど)もそこにしか書かれていません。①はプロジェクト全体の目安と考えるのが安全です。
上位に出てくる解説記事の多くは、このどちらか一方だけを引いて「にじさんじの応募条件はこれ」と書いています。両方を並べて確認したうえで、応募する回の要項に従ってください。

数字で示されている「週20時間以上」をどう読むか
②の募集要項は「継続的に活動ができ、優先的にスケジュールを調整できる方」という定性的な書き方ですが、①には週20時間以上という具体的な数字が出ています。求められている稼働の目安を知るうえで、この数字は参考になります。
週20時間は、平日5日に3時間ずつ充てて15時間、そこに週末の5時間を足してようやく届く水準です。しかも配信そのものだけでなく、レッスンや準備の時間もここに含まれると考えるべきでしょう。さらに「東京または大阪での選考」「最終面接は東京」と組み合わせると、現実的な姿が見えてきます。
- 働きながら目指す場合、スケジュールを「優先的に調整できる」状態にしておく必要がある
- 地方在住の場合、選考のたびに東京または大阪への移動が必要(最終面接は東京)
- さらに合格後のレッスンも東京または大阪で行われるため、移動の負担は選考時だけで終わらない
- 学生の場合、授業・課題との時間配分を先に設計しておく必要がある
倍率を調べる前に、まずここを確認してください。応募条件を満たせないなら、倍率が何倍でも結果は変わりません。逆に、ここをクリアできる状況を先に作っておけば、応募のスタートラインに立てます。募集内容は回ごとに変わります。応募前に必ず、その回の募集要項を公式でご確認ください。

選考は何次まで? 結果はいつ分かる?
2026年5月開始回の告知では、選考日程が次のように示されていました。
- 書類審査
- 面接など複数回の審査
- 最終面接(東京)
「何次選考まで」と回数が固定で公表されているわけではなく、「複数回の審査」とだけ書かれているのが実際です。結果連絡の時期も明示されていません。応募期間は2026年5月15日〜6月5日の約3週間でしたが、応募から結果までの期間は回によって変わると考えておきましょう。
なお公式は、VTAについて「配信経験がない方でもVTuberとして活動できるようになる学習を行うことを主軸として開講」と説明しています。2022年以降、RanunculusやVOLTACTIONをはじめ多数のライバーがVTAからデビューしています。
💬 週20時間と東京・大阪での選考が自分の生活で現実的か、迷っている方へ。
仕事や学業と両立できる形があるのか、それとも先に環境づくりからか。
状況を送るだけで、現役マネージャーが一緒に整理します。
※18歳以上の方を対象としています。
次のにじさんじオーディションはいつ?(開催の頻度)
「にじさんじ オーディション 次はいつ」は、関連検索でも定番のワードです。VTAのオーディションは不定期開催で、常時応募を受け付けているわけではありません。にじさんじ公式ニュースで告知された開催実績を並べると、おおよその頻度が見えてきます。
- 2025年7月1日(火)より入学オーディション開始
- 2025年12月22日(月)より新規オーディション開始
- 2026年5月15日(金)より新規オーディション開始
このほか、関西オーディション、一芸突破オーディションなどテーマを絞った回も随時開催されています。年に数回のペースと考えておくとよいでしょう。
最新の告知は、にじさんじ公式ニュースとVTA公式X(@VTA_ANYCOLOR)で発表されます。応募期間は数週間で締め切られることが多いため、告知を待ってから準備を始めると間に合わない可能性があります。
そして、この「不定期」という性質こそが、次の章につながる重要なポイントです。募集がない期間をどう過ごすかで、次回の結果は変わります。

受かる人と落ちる人は何が違う?【現役事務所マネージャーの見解】
にじさんじオーディションに受かるにはどうすればいいのか——ここからは、実際にVライバーのオーディションを実施・選考している側の視点でお答えします。当事務所で担当ライバー延べ500名以上を見てきた統括マネージャー・小林の見解を、そのまま掲載します。
「見ているのは、今の実力より『伸びしろ』と『継続できそうか』です」
声質やビジュアルの完成度だけを見ているわけではありません。一番見ているのは「伸びしろ」と「継続できそうか」。今の実力より、指摘や改善案をどう受け止めるか、初対面の面接という緊張した場でも素の会話ができるかを重視しています。
受かる人の共通点:なぜ配信をしたいのかを自分の言葉で説明できる/継続配信の大変さを、ある程度覚悟している。
落ちる人に多いパターン:完成度は高いのに、「配信を仕事として続けるイメージ」が全くない/回答がすべて用意した台本のように聞こえる。
TikTokは更新頻度がものを言うので、瞬発力と体力面の適性も地味に見ています。
「完成度が高いのに落ちる」という指摘は、多くの応募者の実感とずれるところかもしれません。しかし選考する側は、その人が1年後・3年後にどうなっているかを想像しながら見ています。完成された今を見せるより、変化できる余地と続ける意思を見せるほうが、評価の軸に噛み合うということです。

応募書類・ボイスサンプルでもったいない典型例
小林によると、応募段階でつまずくケースには明確な傾向があります。
「ボイスサンプルは、詰め込みすぎが一番もったいない」
最も多いのはボイスサンプルに詰め込みすぎるパターンです。歌ってみた、複数キャラの声……と盛り込んだ結果、素の話し声やトークの間の取り方が分からないサンプルになってしまう。これは評価しづらいのです。
長尺の朗読・ナレーションだけで、視聴者とのやり取りを想定した「間」がないサンプルも同様です。
応募書類では、テンプレをそのまま埋めただけで「なぜ数ある事務所の中でうちなのか」がないものが目立ちます。
TikTok LIVEへの応募を想定するなら、1分程度の短尺で素のトーク力が伝わるサンプルのほうが響きやすいです。
つまり、対策の方向は「もっとすごいものを見せる」ではなく、「素の自分が配信している姿を想像させる」です。技術のショーケースではなく、視聴者と会話している場面を切り取る。この視点で見直すだけでも、伝わり方は大きく変わります。

※上記は当事務所(TikTok LIVEでの活動)の選考を担当する立場からの見解です。にじさんじ/VTAの選考基準を示すものではありません。
「にじさんじオーディションの闇」は本当? 事実で確認する
「にじさんじ オーディション 闇」は、関連検索でも上位に出てくるワードです。ここでは噂を煽らず、確認できることと、確認できないことに仕分けます。
確認できること
| 論点(確認できること) | 確認できる事実 |
|---|---|
| 応募者からお金を取っているのでは? | 公式サイトに「研修費用は弊社が負担いたします」と明記されている |
| 応募条件が不透明では? | 応募条件・選考の流れ(書類審査→複数回の審査→最終面接)は回ごとに公式ニュースで公開されている |
| 開催情報が分かりにくいのでは? | 公式ニュース・VTA公式Xで都度告知されている |
確認できないこと
| 論点(確認できないこと) | 状況 |
|---|---|
| 倍率・応募者数 | 公式非公表。第三者の推定値のみ |
| 選考基準の詳細 | 非公開 |
| 不合格の理由 | 個別には開示されない。公式の問い合わせ窓口でも、オーディションに関する問い合わせには回答しない旨が案内されている |
こうして並べると、「闇」と呼ばれているものの多くは、不正の証拠ではなく「情報が非開示であること」への不安だと分かります。選考基準や不合格理由を開示しない運用は、規模の大きなオーディションでは一般的です。開示すれば対策が画一化し、選考の意味が薄れてしまうためです。
一方で、落ちた理由が分からないのは応募者にとって本当につらい——これは事実です。だからこそ、次の章では「理由が分からない前提で、それでも自分で検証できること」に絞って書きます。
※本記事は、特定の企業・個人を批判する意図で書かれたものではありません。また、落選したとされる個人を特定・列挙する内容も扱いません。
にじさんじオーディションに落ちたら? 次にやるべき3つのこと
にじさんじオーディションに落ちた——その事実自体は、あなたの適性を否定するものではありません。前章のとおり、理由は開示されないからです。分からないものを推測して落ち込む時間より、次の3つに時間を使うほうが確実に前に進みます。

1. 「落ちた理由」ではなく「自分で検証できる3点」を見直す
推測できないものは置いておき、手元で確認できるものだけを点検します。
- 応募条件を本当に満たしていたか(東京または大阪での選考に参加できる状況だったか/スケジュールを優先的に調整できる状況だったか)
- ボイスサンプルが「素のトーク」を伝えられていたか(詰め込みすぎていないか/間があるか)
- 志望理由を自分の言葉で語れていたか(テンプレになっていないか/「なぜここなのか」が入っていたか)
この3点は、次回までに全部改善できます。
2. 次の募集までの期間に「場数」を作る——今ならTikTokが最有力
VTAのオーディションは不定期開催です。次の告知まで数か月空くことは珍しくありません。この期間の使い方が、次回の結果を大きく変えます。
「場数を踏んでから挑戦した人のほうが、結果的に通過率が高い印象があります」
市場は拡大し、参入者も増えています。その分、大手オーディションは倍率が上がり、いきなり挑戦して落ちるケースも珍しくありません。
まずは配信の「型」を身につける経験を積むのがおすすめです。コメントの拾い方、沈黙したときの立て直し、企画の組み立ては、配信しないと分かりません。
参入しやすいプラットフォームで場数を踏み、自分の得意な見せ方を把握してから大手に挑戦する人のほうが、結果的に通過率が高い印象があります。
この「参入しやすいプラットフォーム」として、今の環境ならTikTokが最有力です。理由はシンプルで、おすすめフィードとショート動画の仕組みにより、フォロワーがゼロでも新規の視聴者に見つけてもらえるから。しかもVTAの募集が不定期なのと対照的に、TikTokは今日から始められます。顔出しも不要です(アバター配信)。
「配信経験がないから落ちた」のではありません。配信経験がないと、面接で語れる材料が用意できないのです。3か月配信していれば、「こういう企画をやったらこう反応が返ってきた」という自分だけの話ができます。これはテンプレでは絶対に書けません。
3. 受ける先を1社に絞らない
にじさんじだけを目標にすると、次の募集が出るまで挑戦の機会そのものがありません。VTAの回ごとのテーマ(ボーカル/アイドル/一芸突破など)に自分が合わない回もあります。
同時に他の事務所も見ておくことは、にじさんじを諦めることではありません。むしろ他社の面接を経験しておくと、本命の面接での緊張が大きく下がります。
💬 落ちた理由が分からなくても、次に何を用意するかは一緒に整理できます。
応募書類とボイスサンプルの見直しポイント、
次の3か月でTikTokを使って何を積むべきかを、現役マネージャーがお伝えします。
※18歳以上の方を対象としています。
未経験・一般人でも受かる?
「にじさんじ オーディション 未経験」「一般人」で検索している方も多いはずです。答えは、挑戦はできる。ただし順番がある、です。
直近(2026年5月開始回)の募集要項にも「年齢不問、経験問わず、学ぶ姿勢のある方」と明記されています。配信経験そのものは応募条件になっていません。この点では、未経験でも門は開かれています。
それどころか公式は、VTAを「配信経験がない方でもVTuberとして活動できるようになる学習を行うことを主軸として開講」しているものだと説明しています。未経験であること自体は、公式に想定された前提です。
一方で、募集要項に並ぶのは選考への参加と、継続的に活動でき、優先的にスケジュールを調整できることです。つまり実質的に問われているのは、経験の有無ではなく「続けられる体制があるか」。ここが未経験者にとっての本当のハードルです。
そして前章の監修者コメントのとおり、配信の型は配信しないと身につきません。コメントの拾い方も、沈黙したときの立て直しも、企画の組み立ても、机の上では練習できないのです。だから未経験の方に現実的な順番をおすすめするなら、こうなります。
- まずTikTokで配信を始める(顔出しなしのアバター配信でOK。VTAと違って常時始められ、おすすめフィードでフォロワーゼロでも見てもらえる)
- 3か月ほど続けて、自分の得意な見せ方を把握する
- その経験を材料にして、大手オーディションに応募する
この順番なら、面接で語れることが増え、ボイスサンプルの「素のトーク」も自然になります。未経験のまま応募して落ちるのではなく、経験を作ってから応募する——遠回りに見えて、これが最短です。

大手以外の道:TikTok×Vライバーという選択肢
最後に、視野を少しだけ広げる話をします。にじさんじを諦めるという話ではありません。
「どちらが優れているかではなく、今の自分に合ったステージを選ぶことが大事です」
大手は、すでに高い完成度と、長期的なIP戦略への適性が求められる領域です。歌唱力、イラストの映え、既存ファンダムとの相性など、入口のハードルが高い。
TikTok系・中堅の事務所は、今の完成度より「これから伸びる力」を見るところが多いです。企画力、双方向のコミュニケーション、アルゴリズムに乗る更新頻度への耐性など、育成前提の適性を重視します。
どちらが優れているかではなく、今の自分に合ったステージを選ぶことが大事です。
これを表にすると、狙うべき方向がはっきりします。
表③:大手(にじさんじ/VTA型)とTikTok系事務所の違い
| 比較項目 | 大手(にじさんじ/VTA型) | TikTok系・中堅事務所 |
|---|---|---|
| 見られるもの | 現時点の完成度・長期的なIP戦略への適性 | これから伸びる力(育成前提) |
| 求められる要素 | 歌唱力、ビジュアルの映え、既存ファンダムとの相性 | 企画力、双方向コミュニケーション、更新頻度への耐性 |
| 募集タイミング | 不定期(年数回・テーマ別) | 常時募集の事務所が多い |
| 稼働の目安 | 継続的に活動でき、スケジュールを優先的に調整できること(公式サイトの常設掲示では週20時間以上) | 事務所により柔軟。副業として始められる場合も |
| 選考 | 東京または大阪での選考・最終面接は東京(2026年5月開始回) | オンライン完結の事務所が多い |
| 向いている人 | 今すぐフルコミットでき、完成度に自信がある人 | まず場数を作りたい人/働きながら始めたい人 |
「まず場数を作る」というときに、TikTokのライブ配信が選ばれる理由もあります。おすすめフィードやショート動画からの流入があるため、フォロワーがまだ少ない段階でも新規の視聴者に見つけてもらえるからです。アプリ内のランキングを巡回してもらうタイプのサービスとは、伸び方の構造が違います。
そして重要なのは、この2つは二者択一ではないということ。次のにじさんじオーディションを待つ数か月をTikTokでの配信に充てれば、次回応募時に語れる材料が確実に増えます。どちらの道に進むにしても無駄になりません。
事務所ごとの条件やサポート内容の違いは、比較記事にまとめています。契約前に確認すべき項目も載せています。
よくある質問(FAQ)
Q1. にじさんじオーディションの倍率はどれくらいですか?
公式には発表されていません。ネット上では「500〜600倍」「第1回は約1,000名中9名」などの推定が見られますが、出典と年次によって数字が大きく異なります。またオーディションは回ごとにテーマが異なり、母集団も枠数も違うため、一つの倍率で語ること自体に無理があります。倍率より、応募する回の募集要項を満たせるかで判断することをおすすめします。
Q2. にじさんじに入る条件は何ですか?
にじさんじに入るには、VTAのオーディションに合格する必要があります。応募条件は公式に2種類あり、VTA公式サイトの常設掲示(都内での面接/国籍・性別問わず/入学後 週20時間以上の活動)と、回ごとの募集要項(直近の2026年5月開始回は「東京または大阪での選考」「継続的に活動でき優先的にスケジュールを調整できる」「年齢不問・経験問わず」)で内容が異なります。優先すべきは回ごとの募集要項です。応募前に必ずその回の要項をご確認ください。
Q3. 次のにじさんじオーディションはいつですか?
不定期開催で、年に数回のペースです。公式ニュース(nijisanji.jp)とVTA公式X(@VTA_ANYCOLOR)で告知されます。応募期間は数週間で締め切られることが多いので、告知を待ってから準備を始めると間に合わない可能性があります。
Q4. にじさんじの常設オーディションはなくなったのですか?
現在の応募窓口はVTAのオーディションです。VTA設立以前にあった常設オーディションは廃止されたと解説されています。「なくなった」というより、入口がVTAに集約されたと理解するのが正確です。
Q5. 未経験・一般人でも応募できますか?
応募できます。直近の募集要項には「年齢不問、経験問わず、学ぶ姿勢のある方」と明記されており、公式もVTAを「配信経験がない方でも活動できるようになる学習が主軸」と説明しています。ただし問われるのは経験より稼働体制です。配信の型は配信しないと身につかないため、先に配信経験を作ってから応募するほうが、面接で語れる材料が増えます。
Q6. にじさんじオーディションに何度も応募していいですか?
回ごとに募集テーマや枠が異なるため、自分の強みに合う回への再挑戦は現実的な選択です。ただし前回と同じ内容で出しても結果は変わりにくいので、応募条件の充足状況・ボイスサンプル・志望理由の3点は必ず見直してください。
Q7. 年齢制限はありますか?学生でも受けられますか?
直近の募集要項には「年齢不問」と明記され、未成年の方は親権者の同意が必要とされています。学生の場合は、継続的な稼働(公式サイトの常設掲示では週20時間以上)と、東京または大阪での選考参加を学業と両立できるかを先に確認しておきましょう。
Q8. にじさんじオーディションに受かるには、結局なにが必要ですか?
順番があります。応募する回の募集要項を満たす状況を作る(選考への参加とスケジュール調整)。配信を仕事として続けるイメージを、自分の言葉で語れるようにする。ボイスサンプルは詰め込まず、素のトークが伝わる短さにする。この3つです。完成度を上げることより、続けられることが伝わるかのほうが効きます。
Q9. 落ちたあと、次はいつ応募できる? 待っている間は何をすべき?
開催頻度はQ3のとおりですが、待機期間の使い方が次回の結果を左右します。おすすめはTikTokなどで週1〜2回でいいので配信を継続して「型」を作ること(顔出しなしのアバター配信で可)、企画と反応をメモに残して面接で語れる具体例に変えること、ボイスサンプルを撮り直して素のトークの尺に整えることの3つです。空白のまま待つと、次回の応募内容が前回とほぼ同じになってしまいます。
Q10. 合格すれば必ず「にじさんじ」としてデビューできますか?
必ずしもそうとは限りません。VTAは育成プロジェクトなので、入学後に実力が認められた人がデビューします。さらに2026年5月開始回の実力派ボーカルオーディションには「本オーディションは『にじさんじプロジェクト』以外でのデビューとなる可能性があります」という注記が付いていました。回によってデビュー先の前提が違うため、応募する回の要項を必ず確認してください。
Q11. にじさんじオーディションに闇があると聞きましたが本当ですか?
「闇」と言われるものの多くは、倍率・選考基準・不合格理由が公開されていないことへの不安です。一方で研修費用は運営が負担すると明記され、応募条件と選考の流れは回ごとに公開されています。詳しくは本文の「『にじさんじオーディションの闇』は本当?」をご覧ください。
Q12. 男性でもにじさんじオーディションに受かりますか?
VTA公式サイトの応募資格には「国籍と性別問わず」と明記されています。回ごとの募集要項にも性別による制限はありません。男性Vライバーの活動事情については専用記事でまとめています。
まとめ:倍率を調べる前に、応募条件を自分で確認する
- 入口は現在VTAのオーディションに一本化されており、研修費用は運営が負担する
- 倍率の公式発表はない。出回っている数字は出典・年次がばらばらな推定値
- 応募条件は公式に2種類あり内容が違う。優先すべきは回ごとの募集要項
- 選考は書類審査→複数回の審査→最終面接(東京)。何次までかは公表されていない
- 選考で見られているのは完成度より伸びしろと継続性。台本のような回答はマイナスに働く
- 落ちた理由は開示されない。自分で検証できる3点を見直し、次の募集までの期間はTikTokで場数を作る
- 大手とTikTok系では求められるものが違う。今の自分に合うステージを選ぶという考え方もある
にじさんじを目指すこと自体は、まったく間違っていません。ただ、目指し方には順番があります。次の募集を待つ数か月を配信に使えば、次に応募するときのあなたは、今のあなたとは別人です。

💬 次のオーディションを待つ間に実績をつくりたいなら、まず相談を。
TikTokでのバーチャル配信に特化した現役の統括マネージャーが、
あなたに合った始め方をご案内します。
オリジナルアバターは事務所負担です。
※18歳以上の方を対象としています。
運営者・監修・更新情報
- 著者:Spiruna編集部(TikTok Vライバー専門メディア編集部)
- 監修:小林風舞(こばやし ふうま)/Vクリエイター事務所Spiruna TikTok V統括マネージャー・IRIAMプロマネージャー。担当ライバー延べ500名以上、専業ライバー50名以上を輩出
- 運営:Vクリエイター事務所「Spiruna(スピルナ)」(運営者情報)
- 利害関係の開示:本記事はVライバー事務所を運営する企業のメディアに掲載されています。当社は事務所への所属をご案内する立場にあり、記事内に公式LINEへの案内を含みます
- 参考・出典(2026年7月27日確認):VTA公式【にじさんじ】(ANYCOLOR株式会社)/にじさんじ公式ニュース/にじさんじ お問い合わせ/にじさんじ公式ニュース「VTA 本日2026年5月15日(金)より新規オーディション開始!!」/Music Planet コラム(2025年8月更新)/vtuberoffice-hikaku.info/声優養成所らぼ。(2026年2月)
- ご注意:本記事の募集情報は執筆時点のものです。応募前に必ず公式サイトで最新の募集要項をご確認ください。本記事は特定の企業・個人を批判する意図で書かれたものではありません

